終戦記念日を迎えた8月15日（金）に、総合福祉学部の関川伸哉教授が、戦争体験の継承について寄稿しました。

終戦から80年が経ち、戦争を直接体験した世代は人口がおよそ1割になりました。かつて家族や地域で語り継がれてきた体験は少なくなり、今や教科書や映像で「歴史」として学ぶ時代に移りつつあります。

関川教授は、ドイツ出身の政治哲学者ハンナ?アーレントの言葉を引用し、他者の立場に身を置いて考える「想像力」の奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】性を説いています。自ら体験していなくとも「もし自分だったら」と思い描くことで、過去の出来事や他者の苦しみに心を寄せることができると述べています。

また、連載「街が消えた日  7?10仙台空襲  戦後80年」の記事から、被災者の証言から戦争の惨状と平和への願いが伝えられていることを取り上げ、「記憶の風化が進む現代では、こうした証言に耳を傾け、貴重な声に寄り添う記事が想像力を育むことにつながる」として、平和を次世代へ問い、つなぐような今後の報道に期待を寄せています。

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